ERP導入何でも相談室

ERPで失敗しないために!ERP導入における目標設定のポイント

目次

ERPを導入するにしても何を目標にすれば良いかわからない。。。。

こちらは、そんな経営陣に目標設定を頼まれたIT担当者様のために、ERP導入目標の例とポイントついて説明しております。

1.ERP導入におけるよくある定量目標一覧

ERPを導入する前に定量的な目標効果設定を加えることで、投資対効果を明確にするとともに、改善すべき経営指標(各種KPI)の設定と、達成に向けた実行策の立案を行うことができます。

下記は一般的なよくある定量目標です。

  • ・リードタイム○○%短縮
  • ・調達価格を○○%低下
  • ・在庫を○○%削減
  • ・廃棄ロスを○○%削減
  • ・売上○○%向上

2.ERP導入には定性目標も大事

前述は定量的な目標ですが、実際にKGI(売上・粗利など)へのインパクトが大きいのは定性目標の方であることも多々あります。「目標は数値化しなければならない」という言葉に惑わされず、あえて数値化できない定性目標を求めてはいかがでしょうか。

品質改善したい、SCMを構築したい、システムを統合したいといった大目標からブレイクダウンする形でいかがでしょうか。

3.スモールスタートを意識しよう

ただし、目標を導入前にたくさん持つ、達成のハードルが高い目標を設定すると、ERPの導入費用が高くなる、検討・開発期間が長くなる、といった弊害も多々あります。このため、まずは優先順位を立てて、なるべく標準の構成でERPを入れてみたあとに改造を加えていく手法をオススメします。目標案を列挙したあとに、本当に達成するべき目標は何か、最低限どの程度を目指すべきか検討し、必達目標が何か精査するようにしましょう。

4.ベンダーに惑わされず、自社内でしっかりと腹落ちする目標にしよう

目標は業種によって似通ってきますので、自社だけで検討せずに、業種別のよくある目標をベンダーに聞くことが有効です。ただし鵜呑みにせず、自社で腹落ちする目標かどうか必ず吟味するようにしましょう。

 日本ソフトウエアでは、要件定義プロセスとして目標やKPIの優先順位付けを一緒に決めています。プロジェクト開始時に定量、定性目標を設定し、プロジェクトメンバーを同意し進めます。プロジェクト進行中も常にその目標を振り返りながら進行して行きます。ERPに関してお困りごとがございましたら、日本ソフトウエアにお任せ下さい。